【研究会】令和5年12月9-10日 研究会(炉)-開催報告-
12月とは思えないほどの暖かな日、
富士山もくっきり美しい姿を見せてくれての研究会
お家元より金澤宗維先生をお迎えして和やかな雰囲気の中講習が始まりました。
『ことば』
講義前に会員の皆さんで唱和をしています
清々しい緊張感と共に
講義に向ける皆さんの気持ちがひとつになる瞬間です
一日目:台子初炭・行之行・大円之草(炉)
〈床〉松無古今色(鵬雲斎大宗匠筆)
〈花〉万作・曙椿
〈花入〉唐銅鶴首
〈主菓子〉気守 雪餅(たかぎ)
〈干菓子〉季のもの
金澤先生からは、茶入に茶杓をのせる場合、
釜の方・牙蓋の窠(虫食い)のない方に
茶杓をのせると覚えておくと分かり易い事、
瓶子蓋についてやその扱いなど丁寧にお話しいただきました。
茶入の拝見と見所については、なり(形)・蓋・釉薬のかかった景色など
観察眼を身につけるようご指導頂き、
これからは意識してお道具を観てみようと強く思いました。
二日目:濃 茶(古帛紗使用)・後炭・続き薄茶(炉)
〈床〉雲去山岳青々(鵬雲斎大宗匠筆)
〈花〉水仙
〈花入〉唐銅 曾呂利
〈主菓子〉木枯らし・クリスマスツリー(たかぎ)
〈干菓子〉うすごおり・銀杏
前日に引き続き良いお天気に恵まれ、研究会を開催でき何よりでした。
茶入を清める四方捌きでは
帛紗を照らして清め心を整えていく大切さを
後炭手前では、炭の残り具合でその都度入れ方が違う難しさについて、
炭を立てておくと火力が増し、寝かせるとゆっくりになる事、
年々炭が高騰していることなど
また続き薄茶では、亭主と客の問答についてや
大切な道具の扱いについてなどを教えて頂きました。
ご指導頂いたことをこれからのお稽古に活かせていければと思います。
金澤宗維先生、ご指導ありがとうございました。
(富士支部 修練部)
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