裏千家淡交会富士支部

例年になく肌寒い春の日富士支部恒例の春の茶会が開催され　多くの会員が集いました。

第一席は床に淡々斎筆の 「花開有春風」を拝し鵬雲斎大宗匠箱の一重切花入れ銘 「瑞雲」にヒカルゲンジ、ハナイカダを生け香合は淡々斎在判秀斎造の緋扇貝脇床には黙雲筆による桜絵と芭蕉句の画賛と桜を感じられ春らしい設えでした。点前座は誰が袖棚に坐忘斎箱認得斎好み写しの末広形の水指淡々斎箱龍斎造の雲錦平棗茶杓は淡々斎作銘 「徒然」主茶碗は鵬雲斎大宗匠箱　九代大樋造銘 「養福」炉縁は席主の旧邸の大黒柱で作られたもの席主の思いの詰まったお席でした。





第二席は立礼席床に淡々斎筆　路地傘絵賛 「入相の鐘におしむや春の暮」を拝し翠嵐造　紺青交趾尊式の花入にヒメリュウキンカ、ハナカイドウを生け香合は萬象造花丸絵曲平部屋には桜の木が飾られました。鵬雲斎大宗在判　柳庵製　淡々斎好み御園棚に水指は鵬雲斎大宗匠箱　真葛造　仁清写し四季草花絵薄茶器は鵬雲斎大宗匠在判　華正造　早蕨蒔絵茶杓は坐忘斎家元作　銘 「瑞兆」主茶碗は鵬雲斎大宗匠箱　了入造　銘 「山景」 とこちらも春を満喫できるお席でした。



凛々しいお袴姿でのお運びに席中が華やぎます




寒暖差の激しい日が続いておりましたが茶会当日は穏やかな春の日となり多くの会員が集いました。来賓には沼津英部、静岡支部の方々もお迎えし支部同士の交流を図ることができました。感染症対策、混雑緩和のために始めた「時間予約制」は定着してきており会員の皆様からは概ね良いご意見を頂いております。予約なしで来られたの方にも柔軟に対処できております。
今後も支部役員、青年部、睦会全員で茶会運営を進め会員の皆様に楽しんでいただけるよう計画してまいりたいと存じます。
（富士支部　事業部）

  

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『百花繚乱春至為誰開（ひゃっかりょうらんはるいたってたがためにひらく）』は、吉原商店街と作家さんがアートコラボレーションをするイベントです。3月3日（日）から31日（日）までの期間中、商店街のいたるところに作家さんの作品が展示されます。


茶道裏千家淡交会 富士青年部は、このアートイベントに一日限定で参加させていただきます。
現代アート作品を見ながらお抹茶でホッとひといき♪ぜひお散歩ついでにお越しいただけますと幸いです。

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