2023年08月09日

【茶会】富士支部「令和5年 チャリティー茶会」-開催報告-

心配された梅雨空を味方につけ、
富士支部恒例のチャリティー茶会が開催され多くの支部会員が集いました。


第一席は立礼席で 淡々斎筆の「和心」を拝し、鵬雲斎大宗匠箱・唐物写籠花入に
ヒオウギやトモエソウ等の夏の花が生けられました。
点前座には柳庵製の点茶盤に鵬雲斎大宗匠好箱・翠嵐造の浅黄交趾の皆具と
金森紹栄造の切掛風炉釜が据えられ
薄器は鵬雲斎大宗匠在判箱・表朔造荒磯平棗、茶杓は藤井誠堂作・銘「洗心」
茶碗は坐忘斎家元箱・永楽即全造・乾山写秋草絵
鵬雲斎大宗匠箱・三浦竹泉造・祥瑞沓形などと、夏らしさを感じる華やかな席でした。

 


第二席は、床に大徳寺派前田宗源筆「雲悠々水潺々」を拝し、鵜籠の花入に七種の花を生け
吉田華正造・色紙香合、片輪車蒔絵がかざられました。
花屏風・ホオズキ・団扇・風鈴・朝顔の鉢など夏祭りの設えの席で
淡々斎在判箱萬象造・玄々斎好の末広筒水指に梶の葉を使った葉蓋点前が行われました。
茶杓は長谷川寛州作・銘「苔清水」、抹茶は八女茶「星の露」、菓子は銘「朝の雫」
主茶碗は淡々斎箱・永楽即全の平・色絵撫子と耳に目に涼やかな席でした。






一日を通して、青年部の方々が受付・誘導・水屋の場で活躍してくださり
大変助かりました。学校茶道実施の高校8校からは、お客様としてご参加いただきました。


コロナが収まりつつあり、会場となった富士市民文化会館の利用も少しずつ以前の状態になってきていますが、
会員の皆様に安心してご参加いただけるように、今回の茶会でも感染症対策を行いました。
本格的なコロナ収束を念じつつ、今後も会員の皆様が安心して楽しくご参加いただけるような
茶会運営を心掛けたいと思います。
(富士支部 事業部)


なお、チャリティー茶会の収益の一部は、
例年通り富士市・富士宮市の福祉事業の一助に寄付をさせていただきました。



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Posted by 裏千家淡交会富士支部 at 09:22茶会睦会

2022年01月24日

【茶会】富士支部「令和4年初点茶会」-開催報告-

新年の暖かな日差しのもと、初点茶会をホテルグランド富士で行い、240名近くの富士支部会員が集いました。多くのお客様にご来場いただきまして誠にありがとうございました
席は役員席、睦会席、点心席でした。記念品として干支の懐紙を配布いたしました。

R4富士支部初点茶会「役員席」
「役員席」の様子

 役員席の床は、淡々斎の「蓬莱不老仙」を拝し、ぶりぶり香合と神鈴、花は青竹に結び柳、鶯神楽、曙椿と新春らしい設えでした。鵬雲斎大宗匠在判の知新棚に、鵬雲斎大宗匠在判箱の「雪松絵手桶」の水指、釜は名越弥五郎の鶴首と華やいだ取り合わせでした。棗は一兆の鶴、茶杓は淡々斎箱 蔭涼軒(後藤瑞巌老師)作「翁」、主茶碗は坐忘斎家元在判箱、九代大樋の「富士山」、替は大宗匠在判箱、即全の「松竹梅」と大宗匠在判箱、華渓の「松島」、菓子は花びら餅でした。

「睦会席」の様子
「睦会席」の様子
 
睦会席は野点傘に三玄院大眞和尚の短冊「日々是好日」を掲げ、御園棚に三代與斉造の菊紋筒釜、水指は森里陶楽造の砂金袋でした。棗は近左の「のぼり亀」、茶杓は黄梅院和尚の銘「心の友」、主茶碗は円能斎在判箱、仁阿弥道八造の銘「晴てふ朝」の黒、替は鵬雲斎大宗匠箱、即全の「雪竹」と水月窯の「紅白梅」と初点らしい取り合わせでした。お菓子は俵屋吉富の干支に因んだ干菓子の福虎とねじり梅でした。
 
 コロナ禍がまだ収まらない中での初点茶会開催でしたので、会員の皆様が安心してご参加いただけるように、感染症対策には細心の注意を払いました。今後も会員が安心してご参加頂けるように感染症対策を講じ、茶会を運営していきたいと思います。

最後になりますが、今回、役員席裏方、受付・誘導などにご協力くださった富士青年部の皆様。これからの会の発展に寄与していただけると感じる仕事ぶりに、役員一同感心するとともに、この場を借りまして深く感謝申し上げます。(富士支部 事業部)


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Posted by 裏千家淡交会富士支部 at 23:32茶会睦会