2025年03月05日
【茶会】 富士支部 「令和7年 初点茶会」 -開催報告-

新年恒例の初点茶会が富士市文化会館で行われ
多くの支部会員が集いました
茶席は役員席と青年部席で、共に薄茶が供されました
役員席は
床に鵬雲斎大宗匠筆の「雪晴天地春」を拝し
青竹に結び柳・鶯神楽・曙椿と新春らしい設えでした


真台子に松古窯 佐久間勝山造紅毛の皆具
釜は浄長極の天猫釜
炉縁は鵬雲斎大宗匠好在判箱 光秋造三輪蒔絵と
華やいだ取り合わせでした
薄器は鵬雲斎大宗匠在判箱近左の唐松蒔絵の平大棗
茶杓は淡々斎の「若竹」
替茶碗に永楽の暦手と 新年を寿ぐにふさわしいお席でした
青年部席は
床に前田昌道筆の「彩鳳舞丹霄」を掲げ
五色の色鮮やかな鳳凰が舞う朱く染まった空を
不織布で表現した設えでした


舞い上がる飛躍の年となるように
跳ねる兎型の茶杓「初笑」
舞う蝶々の菓子「てふてふ」と
新しい年への大きな躍進が感じられるお席でした

また、今年が昭和百年であることから、
百一飛躍に結びつけ
待合や席中に年間の青年部の活動の様子や
富士青年部発足以来の思い出の写真で
数字の100を描いた掲示をする等の
設えが工夫されたお席でした
数多の写真のなかに
ご自身の青年部時代のものを発見して
思い出話に花が咲いた方も多いかと存じます

雲一つ無い青空にくっきりと富士山が見える
素晴らしい好天となり
多くの支部会員が集い、華やかな茶会となりました

会場である文化会館のホールでのイベントと重なり
駐車場が混雑して、茶会の会場まで時間通りに
来ることがたいへんだった方もいらっしゃいました.
駐車場確保は、多くの行事での今後の課題だと思います
入席の予約制が定着し、混雑も無くゆとりをもって
席を楽しんでいただけたと思います
学校茶道の高校生が水屋の手伝いに入りました
若い力が頼もしく感じられました
(富士支部 事業委員会)

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